看護資格を活かす!
2012年3月1日、日本発のLCC航空会社ピーチ・アビエーションが就航しました。LCCは英語のLow Cost Carrierの頭文字をとったもので、格安航空会社のことです。今まで日本の航空会社といえば大手航空会社しかありませんでした。大手航空会社も格安航空券を販売してきていましたが、LCCは初めから価格を格安・割安に設定した航空券を販売する航空会社です。世界的に航空輸送に関する規制は緩和・撤廃が進んでおり、こうした航空自由化の波に乗り各国のLCCはその存在感を強めています。
ピーチ・アビエーションの客室乗務員採用試験には4000人を超える応募がありました。その難関を突破した人には看護師から転職した方もおり、テレビなどで取り上げられました。航空機の客室乗務員は乗客への接客サービスをする乗務員です。1919年に副操縦士によって行われたものが客室内サービスの始まりで、その後の1922年4月に少年3人を「キャビン・ボーイズ」の名称で乗務させたのが客室乗務員の誕生です。
1930年には現在のユナイテッド航空が、女性の元看護師を客室乗務員として乗務させました。客室乗務員が行わなければならない重要な業務の一つに、緊急時の対応があげられます。急病人発生時には、医療関係者に引き継ぐまで基礎的な救急看護を行わなければなりません。このため客室乗務員には赤十字救急法救急員資格の取得が推奨されており、大手航空会社に中途採用される客室乗務員の中には、看護師などの医療従事経験者の客室乗務員もたくさんいます。
看護師は女性の職業として有名で、一度はなりたいと思ったことがある女の子がたくさんいる憧れの職業であるにもかかわらず、体力的にも精神的にも過酷で、医療の現場では常に不足が問題視されています。せっかく資格を持っているのに看護職に従事していない「潜在看護師」も多く存在し、どのようにして元の職に戻ってもらうかが課題になっています。
